腰痛は心の叫びである

「腰痛は心の叫びである」…何それ?って思いますよね。これは最近読んだ本のタイトルで私自身、多くの経験からも「やっぱりそうかも」って思える内容で、いろいろと考えさせられました。

腰痛になりました。すると「牽引しましょうね」「温めましょうね」「マッサージしましょうね」などが整骨院では主流ですよね、しかしこの本を読めば今までの常識が根底から覆されるかもしれません。体の治療一筋の人は認めたくないかもしれません。

その内容とは一言で言うと「腰痛とは心がつくりだすもの」です。「いやいや腰痛とは体のバランスが悪くなって、それで筋肉が張って…」など言いたくなる治療家はいると思いますが、体より心にフォーカスした理論はここ数年で飛躍的に立証されてきています。

厚生労働省の研究でも「腰痛の原因はストレス」つまり心の問題が腰痛を引き起こすという考え方に十分な根拠があると認めており、抗うつ剤や抗不安剤などを腰痛の有効な治療薬にあげています。

しかし全てが心の問題ではなく、確かにマッサージなどで良くなる方もいます。治療歴が40年とかのベテラン先生に話を聞くとこのようなことを言う人が結構います。

「昭和の時代はマッサージなどの手技で良くなる人が大半だったけど、最近はそれだけじゃ良くならない人が多くなったな」

まさしくこれは時代の流れだと私は思います。それだけ現代は心がある程度タフでないと生きづらい世の中になったのかもしれません。

2008年に放送されたNHKスペシャル「病の起源」という番組では、腰痛の大きな原因がストレスにあることが詳しく解説されました。

ストレスを感じると脳が血行不良になり体の痛みを和らげる「オピオイド受容体」という物質が出にくくなるという話です。痛みを感じる閾値が下がり、普通の人では感じない腰の筋肉の痛みなどをオーバーに感じてしまうということですね。

私も昔からオピオイドについては知っていまして、それを考慮して今の施術法にたどり着いた訳ですが、この本ではさまざまな感情(我慢や怒りなど)がストレスを起こし痛みにつながることと、その対処法などを詳しく書いていまして非常にためになる内容でした。

確かに施術以外にもカウンセリングなどで心の問題を解決したほうが腰痛には効果的な場合はあると思います。実際私は仕事を変えたり職場の異動などで環境が変わったのを契機に、いきなり腰痛が全く起きなくなった人を多く見てきました。

私が現在行っている施術法は自己治癒力を高めホルモンの分泌などにも影響を与える施術法なので、ストレスを消し心に平安を満たす幸せホルモン「セロトニン」の分泌にも効果的であり腰痛の原因の一部「ストレス」を抑える働きをしてくれます。ストレスという原因を考えて、今の施術法にたどり着きそして学びました。
おそらくこれからもさまざまな腰痛の原因が解明されてくると思います。その為にも治療家はある程度、古い考え方に支配されず新しい理論にも興味を持った方が良いかもしれません。医療に携わる仕事は考え方の変化が多いため一生勉強といわれてますので。

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