心の不調
心の不調でお悩みの方へ
心の不調は自律神経の働きと大きく関わっています。
不安感・やる気がでない・イライラする・集中力低下・精神不安定などの症状が代表例です。またこれらの不調から、脳の神経伝達物質の分泌異常で起こる心の病気「うつ病」などになっていくこともあります。
自律神経とはどういった働きをするのかというと、まず意思とは無関係に働き、人間が生命活動を行う為の心臓、胃腸、肺、気管、血管など、その他さまざまな器官を24時間休むことなくコントロールしている、いわば生命維持装置のような働きをする神経です。
そして自律神経はさらに交感神経と副交感神経に分かれます。交感神経は「活動する神経」といわれ、主にカラダが活動しやすいように働きます。一方、副交感神経は「休む神経」といわれ、臓器や器官の働きをリラックスさせ、エネルギーを保存する働きをしています。
たとえば交感神経が強く働いている時は心臓は鼓動を速め、血管を収縮させて血圧を上げる方向に働きます。しかし、その状態が続けばカラダは危険状態に陥るので、そこで副交感神経に自動でスイッチが切り替わり、心臓の鼓動を遅くして血管を広げ、血圧を下げようと働くのです。
自律神経が乱れる原因
このように自律神経は交感神経と副交感神経がお互いが綱引きをするように牽制し合いながらバランスよく働くことによって、私たちのカラダは正常に機能し、健康を保つことができるのです。ところが何らかの事情(ストレスや体の構造の問題)でこのバランスに乱れが生じ、その乱れがカラダの機能を狂わせると心身にさまざまな変調をきたします。この症状こそ自律神経失調症です。
当院での解決法
カラダと心はつながっています。カラダに不調があれば自然にメンタルも不安定になってきます。これは多くの人が経験していることだと思います。疲労感が強い日とかには普段よりイライラしたり、情緒が安定しなかったりなど誰でもあることでしょう。
また近年では、精神的不調の原因に、脳内の神経伝達物質セロトニンが感情に影響していると考えられています。セロトニンの主な作用は脳の興奮を抑えて、心身をリラックスさせることです。セロトニンが分泌されると幸福感を感じやすくなるので、「幸せホルモン」ともいわれています。
セロトニンが不足すると、脳がストレスを感じやすくなり、不安や恐怖の感情がコントロールできない、イライラしやすい、意欲の低下、気分が落ちこむなどの精神的不調が現れやすくなります。またセロトニンから作られるメラトニン(眠気を誘うホルモン)も減少するので、不眠にもなっていきます。
セロトニンが作られる場所は脳内が数%で、約95%が腸内で作られます。つまり下痢や便秘など腸内環境が悪化している場合は、セロトニンが作れなくなってきます。腸内の働きを支配しているのは自律神経の副交感神経になりので、当院の背骨を調整して自律神経の働きを良くしていく施術は、セロトニンを増やして心の不調を改善していくのに効果的な施術となります。またカラダ全体の体調も改善するので心に良い影響を与えます。